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治験は世にでる前のお薬のテストです

治験の基本情報を集めました

治験ボランティアに参加する前に、治験のことをよく知っておくことが大切です。治験をよく知った上で、ボランティアとして参加するかどうか決めましょう!

治験とは、まだ販売されていない薬が、本当に人に効果的なのか、また安全であるかを確かめるために行う試験のことを言います。
製薬会社が新しい薬を作る上で必ず実施しなければならないものになります。この治験を経て厚生労働省に認可・承認されれば、新しい薬として販売することが許可されるのです。

一見すると、まだ販売されていない薬を使うということで、危ないのでは?と感じる人がいるかもしれません。
ですが、治験は国で認可されている試験で、医療機関で実施されるので危険度は高くありません。
この薬を使用して効果を確かめる試験に参加する人を、治験ボランティアと言います。病院に数日入院するパターンと、何回か通院して治験を行うパターンがあります。

ここまでがざっくりとした治験の説明です。では更に細かく治験について紹介します!

治験には4つの種類が

治験と一言でまとめていますが、その中身は細かく4つに分かれます。

健康な人を対象としたフェーズ1
疾患を持っている人を対象としたフェーズ2
疾患を持っている人を更に増やしたフェーズ3
販売した後に効果を確かめるフェーズ4

治験ボランティアは主に健康な人を対象としたフェーズ1に参加します。治験の募集サイトでも、フェーズ1をメインで募集をかけています。
何か特定の疾患にかかっている人のみ、フェーズ2、フェーズ3のボランティアに参加することも可能です。

治験に参加すると謝礼金が

治験ボランティアに参加することは基本的に無料(※医療機関へ行くときの交通費は実費)です。
そして参加した後は、負担軽減費として謝礼金を受け取ることができます。

治験の内容によって中身は様々ですが、1泊の入院で1万から2万円ほど、また1回の通院で7,000円から1万円ほどの謝礼金をもらえます。
また、治験の前に行われる健康診断に参加すると、3,000から5000円ほどの謝礼金が支払われます。

謝礼金は治験が終了した後に手渡しで受け取るか、振り込みで受け取る形になります。 治験の前、最中に受け取ることは基本的にできません。

治験に参加することのメリット

治験に参加するメリットについて紹介します。
まず、謝礼金を受けられること。治験はアルバイトではありませんが、謝礼金が発生するボランティアです。参加した対価を受けられるという点では、大きなメリットではないでしょうか。

また、薬の開発に協力する形になりますので、治験参加は大きな社会貢献になります。新しい薬が市場に出れば、今まで治らなかった病気を治すことができるかもしれません。
治験ボランティアは、病気で苦しむ人を助けるお手伝いをしていると言っても過言ではないのです。

その他、疾患を持っている人が参加する場合、治験を通して専門的な診察を受けられたり、今までにない新しい治療を受けることができたりといったメリットがあります。
このように、治験に参加することで様々なメリットが出てくるのです。

治験に参加することのデメリット

治験参加のデメリットももちろんあります。
その中で最もなデメリットとしてあげられているのが、薬の副作用です。販売されていない薬はまだ開発段階ですので、体の相性によっては副作用が出てしまうこともあります。
主な副作用は、頭痛がしたり眠気が来たり、体がだるくなったりなど、人によって様々。また、必ず副作用が出るとは限りません。

また、治験参加中や治験開始前に食事や運動の制限を受けることもあります。
入院試験だと病院食と水やお茶のみ。通院試験でも、期間中に食べてはいけないもの、飲んではいけないものとあれこれ制限されます。
激しい運動をすることも禁じられますので、日常的によく運動している人には少し苦痛かも知れません。

疾患対象の治験ですと、通院の時間が増えたり、薬の量が増えたりするといったデメリットがあります。
こういったデメリットをしっかりと把握した上で、治験ボランティアに参加するかどうか考えましょう。

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